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プロペラ日記 09:衝撃の遭遇から身体の一部になるまで

1月といえば、思い出されるもうひとつのエピソードがあります。今から丁度8年前に起こった、あの衝撃的な事件のこと。時間の流れの速いITの業界で8年は大昔ですから、もう、忘却の彼方かもしれませんが。

新しいカレンダーを考案しようとして、紙と格闘していた僕にとっては、まさに、未知との遭遇。
でも、僕だけじゃなく、世界中が衝撃を受けたはずです。
人の意識や生活をこんなにも変えてしまった。今ではすっかり日常の、当たり前の存在。まるで、息をするように自然な行為となりましたね、、、

そう、iPhoneの登場です。

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歴史が動いた瞬間。

iPhoneは8年前の今日、2007年1月9日(米時間)、サンフランシスコのモスコーン・ウェストで開催されたMacworld Conference & Expoで、スティーブ・ジョブズによって初めて公に発表されました。

この時の「電話を再発明する」というジョブスの台詞はとても有名ですが、実際、まるでモノリスのようなフラットなガラスのサーフェイスに、「タッチスクリーンのiPod」「革命的携帯電話」「インターネットコミュニケータ」を統合したという、驚愕の新デバイスでした。

そしてなにより、最も僕がインスパイアされたのは、その操作方法。タップ、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウト。当時は、それだけでまるで魔法のようでした。

時間のカタチをイメージして試行錯誤を続けながら、その操り方を考えあぐねていた僕にとって、それはまさに、雷に打たれたような衝撃だったのです。
プロペラ日記 06でも書きましたが、時間の性質を表記する道具があるとしたら、それが備えるべき特徴は大きく4つあるんじゃないかと、当時、僕は考えていました。
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1、シームレスに繋がる。
  今日と明日、今週と来週、今月と来月、今年と来年の間が継ぎ目無く繋がっている。

2、伸縮自在である。
  12時間にフォーカスすることも、一年を計画することも、千年を俯瞰することも出来る。

3、地球の運動とリンクする。
  人間が地上で感得する時間は、宇宙の中での地球の動き、月との関係とリンクする。

4、レイヤーを持つ。
  過去から未来へ一方向にフローするも、モード別に輻輳する幾つものレイヤーを持てる。

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iPhoneに出会い、その操作方法を学んだ時、僕がイメージしていた時間のカタチ、この4つの条件を備えたものがついに実現出来る!と確信したのです。

無限に繋がる平面も、歴史的な俯瞰も、瞬間への潜行も、GPSもUPSも、幾重もの輻輳も、、
紙の上で試行錯誤してはぶち当たり、どうしても突破出来なかった物理的限界を、フラットなガラスの向こうで、そいつは、易々とクリア出来るだろうことを示唆していました。

moon phase
出典:http://imgkid.com/moon-phases.shtml
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「いま」を刹那的に消費しないために

だけど、、、これらは結局、今回の PROPELa には機能として組み入れることはしませんでした。

何故でしょう?
実現することは不可能ではなかったはずですが、この8年の間にもっと大切にしたいことを見つけたからです。

それは、魔法的存在だったiPhoneが、日常の道具、もっといえば身体の一部のようになって行く過程と同期しているかもしれません。僕たちも、多くのユーザーにとってより身近な「時間と空間」に寄り添う決意をしたのです。

世界は「時間と空間」という二つの分かち難いもので出来ています。瞬間移動の出来ない僕たちにとって「移動」はまさに、時空間で出来た世界との接触を示しています
だから、時間の本質を、イメージ上のその「カタチ」から取り出すことよりも、「移動」に着目して、実空間との関係性から取り出すことにしたというわけです。

Google Nowに象徴されるように、これからの世界は、もっとNowに集約されていくでしょう。やっぱり、過去よりも未来よりも「いま」は特別なんです。
だけど僕たちは、大切な「いま」を刹那的に消費しないためにもNowの意味を少し拡げて、その先に繋げたいと思っています。面白いもので、「移動」を考えると、時間的にも空間的にも「いま」が延びている状態がイメージできます。

「移動」というシチュエーションにおいてこそ身体の現在性が問われますが、それをアシストする画期的なモバイルデバイスが、iPhone やそれに続くスマホたちです。スマホはもはや身体の一部。目や耳や口の延長であり、脳の拡張であり、もうひとつの皮膚です
もうすぐの発売が噂されている AppleWatch なら、なおさら。

「いま」が連続する生活の中で、 何処にいても「あなた」に寄り添うものとして、情報は行動(身体)と同化していくでしょう。
PROPELa もそうありたいし、さらにそこに、魔法を取り戻したいとも思います。

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でも、いつか、、挑戦しますよ。
時間のカタチ、上記の4条件を備えたカレンダーづくりにも。
やりたいことが沢山あって、大変なんだけど。(笑)

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プロペラ日記 08:めちゃくちゃ重要な数年間が始まる。

今年も無事に明けました。皆さんは、このお正月をどのように過ごされましたか?

田舎がある人にとって、昔は、お正月といえば帰省ラッシュ。
せっかくのお休みだというのに新幹線でも高速道路でも大変な混雑に巻込まれたものです。
交通網が整備されネットワークが改善しているということもあるでしょうが、最近は、渋滞予測情報を多くの人が共有しているおかげか、以前ほどの恐ろしい混雑は減りました。
こんな側面から見ても、移動と時間に関する情報の共有は、公共に大きな利益をもたらすものだと実感出来ます。

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時空間情報、元年へ。

PROPELa によって、個々人が移動にまつわる時間情報をカンタンに取り出せるようになる2015年は、おそらく、類似サービスも出て来たりしながら、時空間情報の価値を再発見してゆく年になるでしょう。そして、2020年に向けてその動きは盛り上がっていくはずです。
今年はその元年になるのだろうな、と思っています。

世界中で研究が競われている人工知能もそう。シンギュラリティ(技術的特異点)は意外と前倒しで訪れるかも知れません。
さあ、めちゃくちゃ重要な数年間が始まる予感。2015年が楽しみになって来ませんか?
これからのPROPELa の動向にも、是非、注視していて下さいませ。

タケコプター
出典:http://todayinsci.com/Events/Patent/UltimatePropellerHead.htm
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PROPELa って、実際、どうなんですか?

今日はお正月の最初の記事ということなので、ちょっとオメデタイ感じの話をさせて下さい。

年末に、PROPELa を滑り込みでリリースしたわけですが、いま、じわじわと口コミでユーザーが広がっています。大規模なプロモーションでPRせず、まずはアーリーアダプターにどう受け止められるかを観測したいと思っています。彼らの意見を集めながら常にチューニングしていける体制づくりも、ユーザーのための日常の道具でいるために必要なことですから。
でも、八方美人にはしませんよ。要望に合わせてあれもこれも実装して正体不明になることは絶対に避けなければなりません。

そのためには価値の核心を僕たち自身が見失わないこと、それと、常にシンプルであることを意識しています。
シンプルというのは見た目のデザインのことだけでなく、いかにタップ数や画面遷移を減らせるかという行為のシンプルさや、嬉しい気持ちいいという体験としてのシンプルさ、そして、このサービス全体で5年後の世界をどう変えたいのかというビジョンのシンプルさのことです。
これらが美しく描けてさえいれば、アーリーアダプターに受け入れられ、ある程度普及が進んだあと、さらにサービスの裾野を伸ばせるかというクリティカルマスに差し掛かかった時に、結局は自分たちを助けることになると信じています。

そう言う意味で、アーリエストアダプターとも言える最初のユーザーさんたちの反応は貴重です。
価値の核心がちゃんと届いているか、シンプルを保てているかを知る、その鏡として。
お陰さまで、既にPROPELa に触って下さった方から様々なフィードバックが届き始めていますので、今日はその一部をお披露目したいと思います。

(※ちょっと商品紹介っぽいのが混ざっているのは、FBなどでシェアして下さった方のコメントです。それぞれ無断で転載させて頂くことをご容赦下さい。ほぼ原文ママの転載ですが、誤字の修正、長い文の分割、内容の同じモノの合体はしています。)
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以下、フィードバック

  • おおっ、これは便利!
  • めっちゃ使ってます!
  • iPhoneだとカレンダーアプリより、PROPELaを起動する
  • 予定と移動のファーストアプリ。これでブックマークが増やせたら、他の乗り換え案内アプリはいらない
  • フリーのデザイナーとか、ミーティングが立て込んでる人たちとかは、みな、うらやましがる
  • 手作業で毎回Yahooで調べたりしなくて良いので、とってもラク!
  • 前の予定からのアシスト機能が最高!
  • 客先側のスタバとかで仕事してて、距離も加味して10分前とかになったら通知くれる
  • 時間気にしたりしていたのが嘘みたいな感じです!
  • 出る時間を気にしなくていい開放感がわかってきました!気づいていなかったけどストレスになっていたとは…
  • これ、ビジネスマンはプリインストールでいいんじゃない?
  • えっ、マジですか!ちょっと、すげぇ
  • そう!こういうのを待ってた!
  • なるほど、ありそうでなかった感じがいいかも。
  • 本当に素晴らしいです!一日の予定も移動も多い私の生活にはほんと助けになってくれそうです。移動の多い皆さん、是非使ってみてください!
  • 使ってみたけどこれ面白いね!今日も割と移動あるんだけどいつまでに出発すればいいかわかりやすいのがいい!
  • カレンダーと連動するナビアプリのPROPELaがいい感じ。ミニマルで常用できそう。ウィジェットもあるといいな
  • UIなんだか気持ち良い!
  • iPhoneのカレンダーの場所の設定をサボらなければ後は自動で移動時間を計算してくれる無料アプリ。
  • 終電検索とか、ここを次の予定には何時に出れば間に合うかとかいらなくなります。
  • いろんなアプリがまとまった感、めちゃくちゃ動作が軽いのにビビりました!ジワジワ手に馴染みそうなアプリですね。
  • 今朝、車でちょっと遅くなったら、途中で「遅刻かも」とかメッセージ出たぞ。すげえ。
  • オシャレ!動作が早い!カードめくり気持ちいい!
  • いちいち検索しないで済む、未来にあるべきappの一つだと思います。
  • 世界有数の時間厳守民族の日本人ならではのアプリだと思います。
  • 機種変の理由ができました
  • 娘が大絶賛して使ってるわ(^^)高校の友達にすごい広めてるよ♪
  • プロペラ、早速インストールして使ってみています。これ、素晴らしいですね!次のスケジュールまでも楽しくなります。

改善要望

  • 目的地をもっと沢山登録したい
  • あとソコLISTに現在の予定も表示されていて欲しい。押せなくて良いので。
  • 場所認識がもう少し賢くなって欲しい、入力もしにくい。
  • 通知対象カレンダーの設定が面倒でイマイチ
  • ブックマークの写真を変えたい、増やしたい
  • 新規予定を入れられるか、カレンダーアプリを一発起動できるようになって欲しい
  • 新規が難しければ時間調整だけでも欲しい。いまのスケジュールをどれぐらい延長できるか、一発でわかるので。
  • アンドロイド版も出てほしいです!!
  • Google Nowぽいですね(と百回ぐらい言われてると思いますが)
  • ここまできたら電車とかに乗ってて降りる1分前とかに通知して欲しい
  • 登録済みHOMEやWORKなどを、ワンタップで選択→自動入力できるようになると嬉しいっす!
  • 職場を複数登録できるようにしてほしい。
  • HOME,WORKの場所指定時にマップからピンをドロップする形で指定できると便利なので、ぜひとも実現して欲しい

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いかがでしょうか?
皆さんの感想と同じ、または違うところはありましたか?

ポジティブな意見に対しては、(自然と口角が上がってしまうのを隠しつつ)評価される価値の核心を冷静に見定めないといけません。
改善要望に対しては、(だよね〜と知ったか振りしたくなるのをこらえつつ)謙虚に受け止めて、ブレない軸を保ちながらサービス改善のエンジンとして行きます。
このようなユーザーからのフィードバックはいつでも歓迎です。これからもどしどし率直なご意見、ご感想をお寄せ下さい!

もし、まだ触って頂けていない方がいらっしゃいましたら、是非一度お試しを。お友達にも教えてあげて下さい。無料ですから(笑)。
感度の高い方、オピニオンリーダーの方たちにこそ、使ってみて欲しいアプリです!


app store

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お知らせ。
ちょっとしつこいですが、、以前から延び延びになっている「世界が衝撃を受けたあの事件」については、次回のプロペラ日記で。

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プロペラ日記 07:PROPELa で何が出来るの?

お待たせしました!
App Store での審査では、思いがけず時間がかかってしまいましたが、一昨日ようやく、
ストアの棚に並べることが出来ました。PROPELa ついにリリースです!!!(拍手)

これでようやく、僕たちのサービスを皆さんにお届けすることが出来るようになりました。
奇しくも、新月と冬至の重なる、朔旦冬至(さくたんとうじ)。19年に一度の吉日。
物事のスタートに良い日でしたから、少し遅れたこともポジティブに捉えることにしましょう!

前回のプロペラ日記で、次回は「衝撃の事件」と「出会い」のハナシを、、と書いたのですが、
こんな展開なので、ちょっとそれは延期させて頂きますね。
今日はリリースされたばかりのサービス「PROPELa」について、ご紹介させて下さい!!

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PROPELa は誰のため?

PROPELaの説明をするとき、例えば「これはカレンダーアプリです」とか
「これは乗り換え案内アプリです」とか言えるならカンタンなのですが、
PROPELa はすごくシンプルなアプリなのに、既存のジャンルには当てはまるものが無いので
説明がちょっと難しい。
「時空間アシスタントです」といっても、イマイチ分かりませんものね。。

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なので、もう一度、概要をご説明しましょう。
「毎日の移動をもっとカンタンに」するとは、どういう意味なのか。
誰のために、何を解決するものなのか。

ユーザーは、あなたです。あなたや僕たちのような一般の生活者。
会社員、主婦、フリーランス、学生。どんな立場であれ社会生活を営んで、日常的に移動をする人。
移動はおそらく自宅を起点にして、会社や学校、取引先や工事現場、スーパーや教室や友人宅など、
多様だけれど、主要な、ある特定の行き先を持っている人。

その人にとって、出勤や登校と帰宅がいちばん一般的な移動かもしれないけど、
それ以外を考えてみると、その移動の目的には多くの場合、他者が介在しています。
取引先へのアポ、友人との約束のように、相手との直接の約束が必要なものから、
アーティストのライブ、スーパーのタイムセールのような、
先に約束事がありそこに参加する形式のものまで。
何れにしても、自分以外の何者かと、ある時間ある場所を共有することが
その移動の目的を果たすための手段となるか、もしくは目的そものもとなることは多いものです。

でもそれって、特別なことじゃなく、僕たちの日常生活ってことですよね。
そして
そういう人たち(僕たち)は、その社会生活を送るためにカレンダーでスケジュール管理をします。
あなたもしているでしょう?紙のカレンダーに自分だけが分かるような印を付けるようなことから、
デジタルに詳細にマネージするようなことまで、その程度は様々だと思うけれど、
社会生活でもっとも重要なことは、他者(他事)とのアポイントメントですから。

そうやって、他事=他人事を、自分事にしていくのが、社会の中で生きていくということ。
PROPELaは、そんな生活を送る全ての人を応援したいのです。

nownownow
出典:http://4.bp.blogspot.com/_QCcMTHCBJ4c/TU5wJynEkCI/AAAAAAAAFf4/vR4s762veqM/s1600/Now%2BClock.jpg

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PROPELa が解決する問題。

では、PROPELa に何が出来るでしょう。
PROPELa のサービスは、現代の社会生活者たちが直面する「予定や移動に関する小さなストレス」
を以下の3つの問いに集約し、それらを解決するために組立てられています。
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Q1、もはやナビアプリは生活に欠かせない。でも、スマホでの検索、文字入力って煩わしいよね?

Q2、自分の予定なのにいちいちカレンダーを確認。そのつどルート検索。もっとスマートになる?

Q3、時間が気になって集中出来なかったり、楽し過ぎて終電を逃したり、、。どうにか出来ない?

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これら、素朴だけれど現実的な問いに対し、PROPELa は3つの機能で具体的に応えます。

A1、「いまココNAVI」で解決!
   様々な行動をする日常でも重要な基点は限られています。それは「自宅(HOME)」と「仕事場/学校(WORK)」。あとは個人的に重要な場所(どこでも) を1ヶ所加えれば大半をカバー出来ます。PROPELa は常にそこまでの時間と経路を計算し、カードにして表示します。つまりそのつどやっていた入力が不要になる。さらに、カレンダー上の次の予定についても自動的にカード化。いまココから、最少ステップのナビを実現します!

A2、「あとソコLIST」で解決!
   せっかくカレンダーに時間も場所も入れているのに、実際の行動のたびにルート検索をしていませんか?PROPELa は、連携するカレンダーから予定の時間、場所を読み込み「あとソコLIST」として自動生成。そのリスト内のイベントのひとつひとつがナビゲータとスムースに連動し、入力/検索が省けるので、ここでも最少ステップのナビを実現出来ます。PROPELa は、あなたのカレンダーの価値を最大化します!

A3、「スマート通知」で解決!
   その予定のためにいつ動き出せばいいのか。カレンダー上に場所情報があれば、PROPELaが自動的に移動開始時刻を予測してリストに反映。時間を気にせずとも絶妙なタイミングでお知らせする「スマート通知」を実装しました。Geofenceを活用してGPSアクセスを可能な限り減らしつつ実際の行動を測定する時空間検知システムにより、単なる一定時間前のリマインドではない、賢い行動アシストが可能です!

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如何でしょうか?
みんなの素朴な問いに対して、実直に応えたつもりです。

移動前や移動中はとにかく急いているので、情報までのステップ数は限りなく少ない方がいい。
だから、操作も、見た目も、シンプルであることに価値があります。
そんなシンプルなUIに纏まっているので伝わりにくいかも知れませんが、実は
目からウロコの画期的な解決がその裏側にあって、世界最先端のパーソナルナビになっています。

それを実感してもらうには、使い込んで頂くのが一番ですね。。
先ずは是非、触ってみて下さい!
無料です!


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より良いサービスにするために、フィードバックもお待ちしてます。どしどしお寄せ下さい!!

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プロペラ日記 06:「時間」にカタチはありますか?

行動アシストアプリ「PROPELa」のリリースまで、ついにあと4日となりました!
いよいよ開発も最終段階。「審査」突入です。

アプリをapp storeで販売/配布するためには、公開前に審査があります。
Apple の Developer サイトには、アプリケーション審査に関して次のような説明が。

審査プロセスの目的は、App Store や Mac App Storeで公開される
アプリケーションが信頼できるものであり、期待どおりに動作することと、
露骨または不快な表現が含まれていないことを確認することです。

販売するのに相応しいものであるか、技術、コンテンツ、設計の基準に従って審査を受け、
通過する必要があるのです。

僕たちも、3日前にその審査申請に滑り込みで提出。
審査に掛かる平均時間(日数)からすると、実はギリギリのタイミングでした。
リジェクトされないよう作り込んだつもりなので、あとは委ねるしかありません。
ティザーサイトのカウントダウン通りに行きますように、、
いま、僕たちチームも祈るような気持ちでいます。

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さて。

前回は「空間」から「時間」への興味の拡大について触れました。
今回は、果たして僕たちはその時間の正体というものに迫れるのか、という、おハナシ。

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時間のカタチを取り出す! 

もう随分前の話になりますが、「人にとって時間とは何か」ということを理解するために、
僕は、時間の「姿」なるものを想像しようとしていました。

建築家的なアプローチかも知れませんが、
僕にとっては、モノゴトへの理解と、スガタカタチの構造的な理解はほぼ同じことです。
なので、時間というものに、もし納得のいく姿を与えることが出来れば、
それはそいつの理解にも一歩近づくことになるのではないかと思ったのです。

けれど、相手は「時間」です。
抽象的な概念はあるものの、具体的な形があるわけではありません。これがなかなか難しい。

例えば時計は、その抽象概念の一部を上手く物体に落とした例ですね。
何が素晴らしいかと言えば、あの、回転運動の発明です。
あれは最小の仕掛けで無限を表現しています。
始点も終点もなくずっとグルグル廻り続けるわけです。

でも、あれが時間の形だというのなら、それは乱暴過ぎると思うのです。
だいたい、12時間で1回転というのは地球のサイクルから見て身勝手な設定だし、
12時間よりも長い時間、例えば一週間や一ヶ月という単位、季節、あるいは歴史を
そのコンディションとして映すことも出来ない。
そう言えばMoon Phaseが見える腕時計なんかはあるけど、殆ど装飾の域に留まっています…

別のカタチ。
例えばカレンダーは、プロペラ日記03で触れたように月の単位が基本だとしても、
ひと月ごとに紙をめくるもの、一年をポスター状に一枚で一覧させるもの、いろいろある。
現行のグレゴリオ暦ばかりでなく、旧暦で月の周期に寄り添おうとするものもあるけれど、
何れにしても月を基準に時間を把握すると、今度は1日の時間経過へのフォーカスが難しい。

人間の活動は、1時間、1日、1週間、、という風に基準となるあるリズムを必要としていて、
そのリズムの中の時間的領域を制御するため、スケジューラーと呼ばれるものが登場する。
そこには様々なニーズに対応した工夫がされて、一日の活動を18時間もしくは24時間で
記録出来るもの、見開きで1週間、2週間のヴューなど短くセグメントするものから、
逆に一年の全ての日を一直線上に並べた上で、つづら折りに畳んだようなものまであります。

螺旋時計
参照:http://bigsounds.tumblr.com/post/15574352112/i-have-patience-she-said-sure-he-replied

限りなく普遍的で、限りなく主観的なもの。

確かにそれぞれよく考えられいて素晴らしいのだけど、僕の考える時間のカタチとは全然違う。
型に押し込めた時間ではなくて、実感としての時間の性質を出来るだけ再現したかった。
限りなく普遍的な存在でありながら、同時に限りなく主観的に変質するもの、、
当時、僕の考えていた時間の性質を言葉にしてみると、下記の4つの大きな特徴があります。

  • 1、シームレスに繋がる。
      今日と明日、今週と来週、今月と来月、今年と来年の間が継ぎ目無く繋がっている。

  • 2、伸縮自在である。
      12時間にフォーカスすること、一年を計画すること、千年を俯瞰することも出来る。

  • 3、地球の運動とリンクする。
      人間が地上で感得する時間は、宇宙の中での地球の動き、太陽と月との関係とリンク。

  • 4、レイヤーを持つ。
      過去から未来へ一方向にフローするも、モード別に輻輳する幾つものレイヤーを持つ。

言葉上で定義をして、そのカタチを探る。試行錯誤が始まりました。
まず、手許にある紙を折り畳んで、自分用のカレンダーをつくり始めます。いや、、
カレンダーであり、スケジューラーであり、時計であり、年表でもあるような時間の記述法、
まだ世の中に存在しない時間の具象化の方法を発見しようとしました。
これまでの歴史で人類がまだ試していないノーテイションがあるかも知れない。
微かな希望にすがって、僕はひたすら、紙を折ったり、丸めたり、刻んだり、繋いだり、、
とにかく試していたのです。

けれど、今思えば、その手法は始めから無理を含んでいました。
だって、時間という無限を、紙面という有限の上に乗せようとしていたのですから。

完全に袋小路に入ってしまったと思われた、このあと、、
2つの大きな出来事によって、プロジェクトは転機を迎えます。

次回は僕にとってだけでなく、世界中が衝撃を受けた「あの事件」のことと、
天の導きによる出会いについてお話ししますね。

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プロペラ日記 03:言葉から生まれるプロダクト

前回、カレンダーとスケジューラーの違いに触れました。
カレンダーからスケジューラーへの機能の変化はユーザーの欲望に沿った進化であって
これからもまた、別の機能と相応しい呼び名を生みだす
だろうと。

僕たちは発想の源としての言葉の力を信じているところがあって、本来の意味への探索や
名付けという行為をとても大切に思っています。
今回は、ひとつの言葉をどのようにプロダクションへ繋げるのか、簡単な例をご紹介します。

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言葉からの着想。

例えば、カレンダーというものを主題にする場合。
僕らがよく知っていると思っている日常の言葉であっても、いや、そうであればむしろ、
改めて辞書を繰ってみるのは面白い。意外な発見や、認識を新たにすること度々です。

ということで、「カレンダー」という言葉が本来指し示しているものを探ってみましょう。
まずは語源ですね。

その語源では、kalendae というラテン語に行き当たります。
古代ローマでは、夕方、月が見えると「月が見えた!」と叫んだそうです。(本当か?笑)
毎夜叫んでいたという説があるくらいですから、新月明けにはとりわけ大きく叫んだのかも。
なので「叫ぶ」の「カロ/カレンデ」から「カレンダエ」という言葉になったと言われます。
これは「毎月最初の日」という意味です。

太陰太陽暦を含む太陰暦において、月の始まる日といえば、朔(さく/new moon)。
”現代的に言えば”新月ですね。
月と太陽の視黄経が等しくなる状態またその時刻のことで、実際には瞬間的な現象ですが
それを含む日のことを朔日と言います。

なぜ、”現代的に…”と言ったかというと、本来は月の見えなくなる朔(暗月)の後、
初めて見える細〜い月を新月と呼んでいた
から。
古代ローマ人は、ここで「月が見えたぞ!」ととりわけ大きく叫んだわけです。
現代の新月と呼ばれる状態とズレていますね。
そういえば子供の頃、月が無いのにどうして新月と呼ぶのだろうと疑問に思っていたので、
本来の使い方のほうだったら納得出来たのに!と、ローマ人に共感して叫びたくなります。

ローマでは叫んでから逆算し、月齢の起点を計っていたようですが。

newmoon
出典:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tarotsakurako/20141112/20141112214846.jpg

言葉からの逍遥。

ちょっと横道に逸れますが、この月の消滅と再生のイメージについては、
絵本の魔術師、エリック・カールの作品に描かれている世界にも触れておきましょう。
世界的ベストセラー絵本「はらぺこあおむし」の作者が、娘に贈った、
夜空を見上げるステキなお話し。

「パパ、お月さまとって!」(原題:Papa, Please Get the Moon for Me)

お月さまと遊びたいというモニカのために、パパは長い長い梯子を月に掛けて持ち帰る。
大喜びで月と遊ぶモニカだけど、そのうち、月が痩せて来て、、ついに消えてしまう。
けれど、寂しい思いをしているモニカの頭上に、再び、、

というようなストーリーで、日本では偕成社から出版されています。
紙面の大きさの限界を破る仕掛けが秀逸で、梯子の長さや、空の高さや、月の大きさを
見事に表現しています。子どもがビックリするような月の巨大さを見せたあと、
それがだんだん小さくなっていく様子がドラマチックに、ちょっと切なく描かれていて。
独特のコラージュ、色彩も美しい絵本で、僕も自分の子どもに何度も読んで聞かせました。
なにしろ「パパ」名指しなので。(笑)

moon
出典:http://quesera230.exblog.jp/i15/

おっと、朔日のことでした。。

日本ではどうだったか。
調べてみると日本では、システマティックな暦が運用される以前は、
農耕のために自然の移り変わりを読む、大らかな自然暦を使っていたようです。
そもそも「こよみ」という言葉も、ふつか、みっか、よっかという日を意味する「か」から、
日(か)を数えることを「かよみ」といったので、転じて「こよみ」になったそう。

でも、月の始まる日は特別に「ひとひ」と呼んでいて、
それもいつしか「月立ち(つきたち/ついたち)」と呼ぶようになった。

正式な暦が百済から伝えられたのは6世紀中頃。
そうして漢語として移入された朔日を「ついたち」と訓読みするようになったらしい。
そう、「ついたち」って、「月立ち」だったんですね。

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言葉への帰結。

ひとつの言葉を巡って思考がローマから絵本から古代日本へ廻り道をしましたが、、

ここで何が言いたいかといえば、
結局、「カレンダー」という言葉にとっては、月の単位がとても重要であるということ。
年単位のものも、週単位のものも、日めくりもありますが、本来的には月単位。
もしくは、新月から満月を経てまた新月へ戻る周期を意識した使用であったり、
新月明けに叫びたくなるような衝動を孕むものであれば、言葉と本来の意味が合致して、
力を得る
ような気がする、、ということです。

その音の響きや、それらが引き連れて来るイメージの群れまで含めて大袈裟に言うと、
いわゆる「言霊」っていうやつですね。

だから例えば、僕たちのアプリPROPELaの中に設定する、日程を扱うような機能に対して、
それをカレンダーと呼ぶのか、あるいはスケジューラと呼ぶのかということや、
その機能が表現するものの根底にどんな概念を置いておくべきか、などということを、
上記のような考察や連想から、思考を巡らせて決定している、、というお話しでした。

言葉って面白いですね。

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プロペラ日記 02:カレンダーとスケジューラの違いを知っていますか?

連休は楽しまれましたか?
山も色付く行楽シーズン。天気も安定して、お出かけには最高だったのではないでしょうか。

お出かけの機会を存分に楽しむために事前の情報入手は大切です。ネット検索だけでなく
最近は専用アプリも充実してきて、既にいろんなアプリを試されているかもしれませんね。

例えば、こんなアプリが人気を集めているようです。
tab
 ”おでかけスクラップ” 出典tab
Yahoo! Sonomy
 ”興味に合うおでかけを提案” 出典Yahoo! Sonomy
Culuu       
 ”あなた専用のコンシェルジュ” 出典CULUU
           
「事前の情報入手」と書きましたが、今は様々な手段で簡単に情報が揃うようになりました。
もしかしたら、必ずしも全てを事前に調べておく必要性を感じなくなっているかも。。
時代はモノゴトを、より「即時的」に処理しようとする傾向を強めているようです。

そういう意味で現代の僕たちは、前もってプランを立てる計画力と同様に、
そのプランを直前、あるいはその場で修正できる柔軟性や対応力が問われるようになった、
と言えると思います。

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カレンダーとスケジューラの違いって?

ところで、前回はカレンダーやマップのお話をしました。
それらはつまり、予定の管理や、移動の確認をするための道具です。

前回の記事の中では、
カレンダーとスケジューラ、マップとナビという呼び名を敢えて区別せずに使いましたが、
より正確に言うと、そのそれぞれは、案外違う働きと意味合いを持っています。

その違いは、かつてカレンダーやマップと呼ばれていたものが果たしていた機能と、
現在のユーザーがそれらに求める機能に変化があったことに起因して生じました。
より複雑で「即時的」な要求に対応していった結果、内包されていた一部の機能が拡張され、
より相応しい呼び名を獲得していったのだと言えるでしょう。

例えば、今ではもはや当たり前ですが、、
カレンダーは単なる暦としてではなく、個人やグループの「スケジューラ」となり、
時間単位、あるいは分単位で予定のやりくりを管理出来るようになっていますし、
マップは伸縮自在の地図が見られるだけでなく、GPSで捕捉した現在地と目的地を反映して、
最短の経路や、乗換えの案内まで提示する「ルートナビ」として機能するようになりました。

単純な変化に思えますが、実はこれは、天動説から地動説への変化くらいに大きな変化です。
だって、暦や地図のような「静的な基準」に対して自分を位置づける行為から、
スケジューラやルートナビゲーションのような「動的に変化する基準」に対して、
さらに動的に対応する自分をもって、相対化するようになったのですから。

カレンダーから「スケジューラ」へ、マップから「ルートナビ」へ。
ユーザーの欲望から発露したものとは言え、同時にそのユーザーにも柔軟性や対応力を求めつつ
それぞれに凄い進化を遂げてきたのだと思います。

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ルートナビ や スケジュールアプリの課題、5つ。

でも、まだ何かが違う、、と僕たちは思うのです。
それぞれの機能が専門特化するほど、前回述べたような現実世界との「違和感」は生まれるし、
具体的なサービスを想起してみても、課題と思えることがいくつか浮かんで来ます。

ユーザーが自覚している欲求から、まだ自覚してないかもしれない問題まで、
僕たちが考えている課題は、大きくは下記の5つです。

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  1. 日常でルートが知りたい場面では、慌てていたり、荷物を持っていたり。
    移動の際のルートを(いちいち入力などせずに)もっとスマートに知りたい。

  2. 専用アプリの乱立で、際限なくアプリが羅列されていく状況を何とかしたい。
    本当に必要なことに広く深くリーチする、ハブとなるような「まとめアプリ」が欲しい。

  3. 「検索すれば見える」は「検索しなきゃ見えない」と同義。
    検索せずとも必要な時に必要なことを届けられないか。

  4. スケジューラを行動管理の道具とだけ考えるのは勿体ない。
    予定は資産、移動はチャンスと考えられないか。

  5. そう考えるならば、スケジューラは個人の道具なのだから、
    もっと自分のこと(仕事の内容や好み、行動の現況など)を学習し、賢くあって欲しい。

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僕たちのグランドプランでは、この全てに応えるものを構想しています。
PROPELa/プロペラ」はその最初の一手。
先ずはこれらの課題の中心にある「予定と移動」を気持ち良くサポートすることから。

ユーザーの行動の現状を捕捉し、スケジューラとルートナビが相互に対応関係をつくりながら、
いつでも必要な状態になるように自動で案内を書き換えます
(これで移動しながらのルート検索を不要にします)
さらに予定に対する実際の行動を判定して届けられるノーティフィケーションが加わって、
全体で気持ちよい行動アシストを実現するのです。

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スマートアシスタント アプリ「PROPELa」

単なるスケジューラ、単なるルートナビではありません。また、その単なる複合体でもない。
僕たちはこれをスマートアシスタントと呼ぶことにしました。

PROPELa ________ Smart Assistant that predicts your next move 

最短ステップのルートナビとスケジュール連動の賢い通知で、移動を圧倒的にラクにする!

あ〜、言い切ってしまいました。。
でも、一度使って頂ければ理解して頂けると思います。

今日の説明で出てきた「実際の行動を判定して届けられるノーティフィケーション」や
「ルート検索を不要に」する技術、(これらは前々回に触れた Apple Watch にも最高でしょう。)
また、「僕たちのグランドプラン」なども含めて、いずれ日を改めて、ご紹介したいと思います。

空飛ぶ船
出典:http://1.bp.blogspot.com/-THMUVvatk7Y/T26YFBNIXgI/AAAAAAAAACk/FEIaZZD7TaE/s1600/3m_ship.jpg

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プロペラ日記 01:マップ、カレンダー、超ド級アプリ群に飛び込む!

東京での生活は、毎日のように電車やバスに乗って、、そして案外、歩いてもいます。
考えてみれば、「移動」は僕たちの生活の重要な一部となっていますね。

PROPELa/プロペラ」 は、そんな僕たちの毎日を支援する「スマートアシスタント アプリ」。

社会をちょっとだけ良くするために、身近な小さな問題から解決していこうという試みです。
例えば「予定と移動」に関して、毎回誰もが、小さなストレスに直面しています。
急いでいるとき、荷物が多いとき、複雑な乗換があるときにかぎって、
改めてスマートフォンでの検索が必要になったりしませんか?

先ずはそれを解消したい!

「予定」も「移動」も、社会生活を送る全ての人が自分のこととして関わっているテーマ。
だからニーズも大きいはずです。
だけどもちろん既に、この普遍的テーマの周辺には、グーグルをはじめ
巨大な既存サービスがひしめいていて、ビジネスとしても激戦地となっています。

予定と移動に関するメジャーアプリ群

では「予定」と「移動」それぞれにどのようなメジャーサービスがあるか、
ちょっと見てみましょう。

「予定」(カレンダー、スケジューラー、ToDo等)

iCal (preinstall for iOS)
Google カレンダー (preinstall for Android)
Sunruise Calendar
easilydo
Any-do Cal
ジョルテ
 :

「移動」(マップ、ナビゲーション、トラベル等)

Map (preinstall for iOS)
Google maps (preinstall for Android)
Google now (preinstall for Android)
NAVITIME
乗換案内
駅すぱあと
 :

海外勢も、日本勢も、それぞれ間違いなく超ド級の凄いアプリばかり。
しかも「予定」や「移動」は、社会生活に必ず必要になるなので、iPhoneでもAndroidでも、
予め標準で搭載された「プリインストールもの」があり、それが大きなシェアを占めています。
つまり上記のメジャーサービスも、残されたシェアの中での激しい競合状態にあるのです。

、、クラクラして来ます。
なぜ僕たちは、わざわざそんなところへ脚を踏み入れようとしているのか。
この話をすると、ホント素朴に、「莫迦なの?」とよく言われます。(笑)

確かに無謀でしょう、、、でも、社会に対して僕たちに何が出来るかを考えた時、
些細なことであっても、現代の社会生活の中で多くの人が関係するテーマを扱いたかった。
小さな「いいね!」の集積が、やがて大きなものを動かす力になると信じてみたくて、
敢えて飛び込んだのかも知れません。

「時間」と「空間」の分ち難い関係。新しいサービスの予感。

詳しい調査を待つまでもなく、
既存のカレンダーやスケジューラは主に「時間」を扱い、
同様にマップやナビゲーションは「空間」を扱っているということは分かります。
そして、それぞれは良い意味で独立し、専用アプリとして相当に深められています。

けれど、それらを並列に繋げるようなサービスが足りない。。
現実世界では両者は常に不可分に併存するというのに。
その違和感。。そこに、まだ僕たちが入り込む余地があるような、微かな予感がありました。

つまり、「カレンダー」と「マップ」を分ち難いものと考えてみること。
予定は移動を規定し、移動は予定に影響を与えます。
相互に対応関係を生む「時間と空間」が、常にフローするようなサービスが出来ないか。。

僕たちは「時間と空間」に係る可能性をさんざん研究し、試作もして、ついにここへ至りました。
既存の巨大で素晴らしいサービスの中にあっても、ここにしかない価値を提供出来るはず。
結局、とてもシンプルな提案です。

一度使って頂ければ、すぐに理解して頂けるでしょう。
スマートアシスタント アプリ「PROPELa/プロペラ」に関する具体的な詳しい説明は、
また次の機会に。

Titanic
出典:http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/89/Titanic%27s_propellers.jpg
   驚愕。。タイタニック号のスクリューのようです。

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